TOPへ

ブログ

「マンジャロやめたらリバウンドする?」

<敢えて、エビデンスではなく、院長の雑感>

マンジャロのダイエット治療はリバウンドが怖いとご相談を受けることが結構あります。

 たしかに、どんなダイエット法でも、取り組んでいたものを止めるとなると、マンジャロに限らずリバウンドするのはある程度当然かもしれません。ただし、できるだけリバウンドを抑えつつ薬を止める方法はあります。

マンジャロやリベルサスなど、GLP-1作動薬(GIP /GLP-1作動薬)により、胃腸の動きが抑えられ、いわゆる「胃が小さくなる」ような状態になります。マンジャロを止めてしばらくすると食欲が戻ってきて、また以前のように食べたくなりますが、これまでの患者さんを見る限り、食欲の戻りに比べると、胃腸の動きはしばらく以前のままで実際に満腹になる食事量は少ない傾向にありそうです。

あくまでも比喩として「胃が小さく」なっていると言っているわけですが、それでもマンジャロを中止した当初は、食べたいという食欲はあるのに、あまり食べられない、すぐ満腹になるといった状態が見れれます。そんな時に空腹感に任せてついつい以前と同じくらい食べてしまうと、しっかりとリバウンドしていまいますが、うまく満腹感に合わせたところの食事量で留めておけると、徐々に空腹感の方も慣れてくるのか、少ない食事量でそれなりに満足できるようになるようです。

あくまでも、実際の患者さんからのお話からではありますが、リバウンドを乗り越える方法はありそうです。むしろやり方次第では、マンジャロはリバウンドしにくいダイエットとも言えるかもしれません。

少なくとも、リバウンドが怖いからマンジャロの治療は避けたいと思う必要は無いのではないでしょうか。

 

→当院の肥満外来に関するページ